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グランディスオオクワガタ〜世界のクワガタ〜

今回は、オオクワガタの仲間では最大種で、数年前までは、外国産種の中では憧れのオオクワガタだった「グランディスオオクワガタ」です。


インドとラオスに生息し、オオクワガタの仲間では最大級(天然最大91ミリ)の種です。

1999年の外国産種輸入解禁時はかなり人気が高く、入手困難でしたが、現在では、ラオス産は比較的容易に入手できます。

なぜなら、大顎の内歯があまり前方を向かないことから人気薄だからです。

ただ、インド産は、同じく内歯は前方に向かないものの、前胸側縁(前胸背板側縁)の凹凸が国産に近いことから、一部の業者や個人ブリーダーに人気があります。

なぜなら・・・。

特に、この前胸側縁(前胸背板側縁)の凹凸が、非常に国産のオオクワガタと近い(見分けが付かないくらい)個体もあり・・・。

そんな個体でしかもデカけりゃ・・・。

交雑作出するにはもってこい!・・・ってことで・・・。


一部凄い高値で取引されています。


恐るべし・・・インド産!(笑)


飼育に関しては、いくつかのポイントはありますが、比較的容易です。

まず、飼育温度に関してですが、どうしてもインド・ラオスと聞くと暑い国というイメージが先行しがちですが、実は生息地は比較的高地で涼しいのです。

ですから、日本の夏の暑さは大敵です。

幼虫・成虫ともに25度以下で管理しましょう。
(かといって低すぎてもダメなんです。生息地は年間通して23度前後ですから・・・)


特にペアリング〜産卵の場合、25度を超える暑さでは成虫の動きが鈍くなり、ブリーディングに失敗します。

グランディスオオクワガタは、元々国産オオクワと違って充分成熟した成虫でないと繁殖しないため、どうしても新成虫の場合、ペアリングが7月〜8月になりがちです。

日本では、この時期暑さがピークに達します。

よく、「グランディスの飼育は難しい」とか「ブリーディングには充分な経験が必要だ」と言われるのは、このペアリング〜産卵時の温度管理が高めなのが原因と考えられます。

失敗続きの方の多くは、暑さは大丈夫と勘違いされている事が多いようですね。

しっかり温度管理さえすれば大きな問題はありません。


コツとしては、新成虫であれば10月頃、秋になってからペアリングさせれば気温・成熟ともにうまくいくことが多いですよ。

ただ、どうしても1年羽化で育てたいなら、未使用で越冬(冬眠)させ、3月頃に25度程度で1週間ほど温度管理してやれば動きが活発になりますので、そのままブリーディングにもっていけます。

このあたりは、国産オオクワと一緒ですので、やりやすいですよね。


もう一つ、産卵時のポイントは、産卵木の選択です。

基本的な選び方は、国産オオクワと同じで良いのですが、若干柔らかめの木を選んだ方が良く産卵します。

少々お高くなりますが、上質のクヌギ産卵木が良いでしょう。


幼虫の割り出し後の飼育方法ですが、コレは国産オオクワと違って市販の菌糸ビン飼育でも大丈夫です。

市販の菌糸ビンに使用されている菌種はたいてい「オオヒラタケ菌」ですので、丁度良いのです。

なぜなら、この「オオヒラタケ」は通称名で本来の菌種は「ヒマラヤタケ」なんです。

そう。

この「ヒマラヤタケ」(通称オオヒラタケ)の原産地がグランディスの生息地でもあるのです。

もう、お解かりですよね。

基本的にピッタリなんです^^。


もちろん、マット飼育でもOKなんですが、グランディスは自然界でもこのヒマラヤタケに朽ちた木に産卵します(国産オオクワは違いますが・・・)。

ので。

市販の菌糸ビンで育てても、国産オオクワのような問題点はそれほどありません。


市販の安い菌糸ビンは、グランディスのような外国産オオクワ用ってことになりますかね(笑)


ただし、飼育技術を追求するならマット飼育ですね。未知数ですよ^^。



でも、もちろん。オオヒラタケ菌に朽ちた木で材飼育するのが、グランディスにとっては一番良いってことは、言うまでもありません^^。



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