アンタエウス オオクワガタ
外国産クワガタの中でも特に注目度の高いクワガタですね。
成長すれば大型になるにもかかわらず大型個体の入手がなかなか困難な種です。
それが人気に拍車をかけている要因でもあります。
表記的には「Dorcus antaeus」。
呼び方は、通常?(クワ・カブ関係者?)「アンテ」と呼ばれています。
生息地はかなり広く分布しており、中国、インド、ネパール、タイ、マレーシア、ラオス(ミャンマー)にまたがっています。
コレだけ生息域が広いと、同じ種でも地域によって多少形態が異なっています。
そんな中、マレー半島(キャメロンハイランド周辺)に分布する「マレーアンテ」は、あまり大型にならないものの、詰まったような体型がかっこよく、希少価値も相まって人気が高く、高値で取引されています。
大きさだけを見ると、インド産が80ミリを軽く超える大型に育ちますよ^^。
同じ種で産地によってコレだけ大きさや型に変異があり、人気や希少価値に開きがあると当然のように高値が付く産地への偽装があるのは言うまでもありません。
特に小型の個体では個体を見て産地を当てるのは非常に困難な為、入手は慎重に行って下さい。
飼育に関しては、まず生息地が標高1000m以上の高地という、、日本と比べかなり涼しいところだと言うことを頭に入れておかなければなりません。
従って、日本の高温多湿な夏はアンタエウスにとってかなり厳しいものと言え、夏場の管理には、エアコンが必要となってきます。
特にインド産のアンテは暑さに弱い為、成虫、幼虫ともに25度を超えないようにしなければなりません。
逆に、タイ産のアンテは比較的暑さに強く、30度を超えない限りは大丈夫です。
次に幼虫飼育ですが、アンタエウスオオクワガタの飼育は、国産オオクワガタとは少々違う点があります。
幼虫飼育のポイントとしては、アンテの幼虫は、国産オオクワガタの幼虫と違い、どちらかと言うと劣化したオガを好みます。
ですので、感覚としてよく「ドロ喰い」とか「土喰い」と表現されています。
現地でも材の中と言うより、材が劣化して木グズになった土の中で育つことが多く、マット飼育の場合、わざわざ二次発酵させてから使用するブリーダーも多くおられます。
又、菌糸ビン飼育でも育ちますが、交換ポイントって言うか交換時期の判断が少々難しいのが難点です。
さらに、オオクワガタの中でもこのアンタエウスの幼虫飼育には、体内共生菌とバクテリア等の共生微生物が大きく育てるキーポイントとなりますので、このあたりの知識も少々必要となってきます。
ですが。ま〜。
実際の作業としては、マットや菌糸交換時にはいつもの国産オオクワの時より多めに使用後の古いオガや糞を新しいオガに混ぜてやることですね。
いろいろと初めてアンテを飼育される方は戸惑いもあるでしょうが、国産オオクワと違って産卵数が多いので、いろんな飼育法を試すことが可能です。
1シーズン、メス1頭の産卵で幼虫が100頭ぐらいはとれます^^。
ですから、少々難しいわりにはすぐに飼育慣れできると思いますので挑戦してみてはいかがでしょう^^。
ちなみに成虫は冬でも動き回っていますので、年中観察・鑑賞できる種でもありますよ^^。
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